山本電機 インスツルメント 株式会社  〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-17-14 江坂吉川ビル6F
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 第9回 レベル計について  2015年12月

営業の山口です。
早いもので今年も残すところあと1ケ月となりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今月の「Y.E.Iの芽」は、弊社の主力製品であり、創業よりご愛顧いただいている「レベル計」についてお話しします。

まず、名称に一貫性がありません。
「レベル計」「レベルセンサー」「レベルスイッチ」「レベラー(ちょっと古い・・・)」などと呼ばれます。
方式もたくさんあり、「静電容量」「フロート」「圧力」「導電率」「超音波」「音叉」など、それぞれの特性を活かした製品が発売されています。

弊社では創業から「静電容量」のレベル計にこだわり、ユニークな製品を開発してユーザー様から高いご評価をいただいております。

レベル計は、大変地味な機器でありながら、生産ラインや品質管理において、とても重要な役割を担うことが多く、故障やトラブルが発生すると工程や品質に多大な影響を及ぼしてしまいます。

このような不足の事態に即、対応できるよう、弊社ではレベル計のアンプを「カセット式」とし、保守を行い易くしております。

カセット式アンプは、業界ではユニークな形状ですが、ユーザー様でも簡単にアンプの脱着ができます。
また、アンプ交換時に端子台の結線を外す必要がまったくありませんので、結線ミスが発生しないことも大きな特徴です。
この「カセット式」によるアンプ形状ですが、創業当時から設計思想は一貫して変わらず、現行品となる4代目のアンプにも受け継がれています。

現在、5代目となるアンプの開発も進んでおり、弊社の特徴である「カセット式」を維持しつつ、更なる改良を加えて、より一層使い勝手の良い機能を盛り込んでいますので、新製品にご期待ください。

また、今まで大変地味な存在を印象づけている(私はそう思っています…)アンプケースカラーですが、シルバー1色から2色のツートンカラーになりました。

新しいアンプケースカラーは、関西の某大手電鉄会社を思わせる配色です(カラーについてはしっかりと許可をいただいております)。
このカラーは、関西ご出身の方やお住まいの方には、特に愛着のある色彩だと思っております。

来年1月よりご注文いただいたユーザー様へ、新しいアンプケースカラーにてご提供させていただきますので、新しいカラーでニリューアルした「レベル計」に愛着を感じていただけたらと思っております。

 第8回 変換器と測定機  2015年11月

2回目の登場となります営業部 辻本です。
今回はタイトルにあるように変換器と測定機についてです。
似ているようで違うこの2機種。簡単ですが以下にご説明いたします。

まず弊社主力製品のオンライン洗浄剤水分監視計  GM-113N や、オンライン油中水分監視計 OM-13 は 変換器タイプ 。

主にユーザー様ごとにカスタマイズされた電極にて測定された静電容量値を0~10V、あるいは4~20mAに変換し出力、 ユーザー様の制御盤などで制御対応していただく機器となります。

ちなみに指示計や紛体流量計なんかもこの 変換器タイプ です。

次に  EMC-113NCM-112NCM-113N
この3シリーズはSPAN調整方法など細かな機器の差はございますが 測定機タイプ 。

デジタル表示が付いており、こちらは電極にて測定された物質の静電容量値と導電性を数値化し瞬時に表示します。

というように、機器の仕様に関して大きく2種類に分かれるのですが、
 変換器タイプ にもデジタル表示の付いた上位機種もご用意しておりますし、
 測定機タイプ にも0~10V、4~20mA出力が付いております。

あれ?
じゃあうちのこの測定したいものはどちらを選べばいいの? と思われるお客様が多いようですが、心配はございません。
お手数ですがご連絡いただき、測定・監視・管理の御要望をお伝えいただければ、
40年以上の実績とノウハウで最適な機器をご案内いたします。

またその際にはさらに明確な 変換器 と 測定機 の それぞれの優位性をご説明させていただきますので、
きっとお客様がご満足いただける機器に出会えるはずですよ。

まずは弊社 営業部までご相談 ください。

 第7回 静電気について  2015年10月

静電気

技術部2年目の古本です。

突然ですが、
摩擦した下敷きを頭に近付けると髪が下敷きに吸い寄せられますね。
この現象にスポットを当てます。

今回のYEIの芽は『静電気』です。

まずは「静電気って何?」という疑問からです。

物質は原子から成り立っています。
その原子は「プラスの原子核」「マイナスの電子」から成っています。
物質はこの2つのバランスが保たれることで、安定しています。

原子
原子2

しかし、異なる物質が触れ合う時に、電子が移動します。

電子(マイナス)が移動したことにより、バランスが崩れ、
異なる物質の片方がプラスを帯び、
もう片方はマイナスを帯びるのです。

プラスとマイナスは引き合う力を発生させます。
冒頭の下敷きと髪の毛…は、この引き合う力が発生して起こる現象です。

この「静電気」、日常生活から産業機器まで大小さまざまな影響があります。

弊社機器も例に漏れず、影響を受けます。
弊社では、お客様ごとに静電気対策を施しています。

静電気で困難と思われる測定も、ご相談下さい。

 第6回 勉強会について  2015年9月

技術部2年目の岡野です。
8月も終わりだいぶ暑さもやわらいできたように思います。
今回6回目のYEIの芽は弊社のことを少し知っていただこうと思います。

弊社では、電気の基礎習得、設計者育成の一環として毎週1時間勉強会を行っております。
勉強会の内容としまして、設計の基本となるアナログ技術をメインに行っており、
私が入社し1年間の勉強の成果ではないんですが、可変式の電源を作ることになりました。

内部配線

まず回路図を作成しCADで図描き、
次に部品の選定、
次に基板に部品を半田付け、
次に通電しての動作確認、
最後にケースに基板を入れて配線し、通電しての動作確認をしました。

今回のこだわりは、妥協せずに良い製品を作ったことと、
設計の基本は「アナログ」の教えに基づき、
レギュレータ、オペアンプなどのICを使わずに、
トランジスタ、ダイオードなどを使い作ったことです。

妥協せずにこだわりをもって作ることによって、
製品への愛着も生まれ、
一から作る喜びを感じることが出来ました。

今回のことで技術的なことだけではなく、
製品への思いのことまで教えていただきました。

完成品

YEIの製品には設計者、社員全員の思いがたくさんつまっています!
だからこそ他社にない製品が作れます!
何かお困りのことがあればあきらめずに、まず弊社までご連絡下さい!
会社一丸となってお手伝いさせていただきます!


 第5回 当社工場について  2015年8月

「YEIの芽」初担当の豊中工場 中川です。
工場発初めての「YEIの芽」ですので今回は弊社工場についてご紹介させていただきます。
  
  

どこにあるの?

弊社工場は大阪府豊中市今在家町13-5という所にあります。

公共交通機関では阪急電鉄園田駅からバス若しくは徒歩(約20分)、
阪急電鉄庄内駅からも徒歩(約20分)となっています。

なかなかこの季節の徒歩は厳しいものがあると思います。
お立ち寄りの際にはお電話を頂ければお迎えにあがります。

何をしているの?

弊社工場では、
レベルスイッチ及びレベル計・静電容量計等に使用致します
センサー部の作成及び、レベルスイッチの検査業務・
水分計の検査業務等が主な業務となっています。
また加工設備(汎用旋盤・ボール盤)が設置してあり、
お客様からの御注文に迅速に対応できる設備となっています。

この他にも製品のメンテナンスや校正、測定サンプルのデータ取り、
出張修理等も行っています。

工場のモットー

弊社工場は私が担当する前から何人もの先輩方が代々守ってきた場所です。
その先輩方が守ってこられた心得がありまして、

「現場に訪問した際には訪問した時よりも美しく」
「修理品は故障個所のみ直すのではなく、新品同様の美しさでお返しする」

そうです私たちはいつまでも弊社製品を喜んでご使用いただけるよう、
お客様に少しでも長く弊社製品をご使用いただけるよう1つ1つの製品を真心込めて製作・修理を行っています。

ボロボロになったセンサーでも一度ご相談下さい
可能な限り修理し、もう一度センサーに元気を取り戻させます。

今後とも弊社製品を末永くご使用賜ります様宜しくお願い致します。
  
  

 第4回 静電容量は物質からのメッセージ  2015年7月

毎日、雨模様のうっとうしい日々が続いていますが、皆様如何お過ごしでしょうか。

第4回目の担当は技術部の荒松です。
私にとっては初めての担当ゆえ、内容は基本的な事にしたいと思っています。

<静電容量は物質からのメッセージ> これは当社の創業以来のモットーです。
物質の状態変化はマクロ的には必ずといっていい程(全てとは限りませんが)静電容量の変化をもたらします。
現在まで当社独自に開発した静電容量測定器を用い、この変化を検出する事により皆様方のお役に立てるよう努めてまいりました。
今回は弊社の主力製品である水分計の基本的事項について述べてみたいと思います。

レベルメーターの場合、測定対象物が導電性物質か絶縁性物質であるかによって対処の方法が違ってきます。

弊社の水分計変換器としては  GM-113N がありますが、
この現行機種も発売以来はや15年が経過しました。
この間のお客様のご要望等を考慮し、
今回大幅なモデルチェンジを行う事になりました。

主な改良点は、
①変換器の小型化
②変換器とセンサー間の接続線の取り扱いの容易さ
③G-C特性の向上

等です。

近々発売の予定です。乞うご期待の程よろしくお願い致します。

これからも初心を忘れずに、日進月歩の精神で邁進いたします。今後ともよろしくお願い致します。

 第3回 本社作業スペースの模様替え  2015年6月

仕事の効率とスペースの有効活用を考慮し、大々的に作業スペースの模様替えを行いました。

模様替え01

模様替え前は通路が狭く効率が悪い状態です。

今年から3D CADを習得中の技術部若手のホープF君が、事務所の詳細図を3D CAD化し、スペースの有効活用を考案しました。

模様替え02

仕分けされた部品箱や、在庫品箱までを図面に置き直し、棚の数、配置場所などを図面内でテトリスを行うようにはめ込み、
不要なスペースを最小限にしてくれました。

3D CADって便利ですね。

模様替え03
模様替え04

これからは綺麗になった事務所で、
効率よく、ミスのない作業に努めます。

 第2回 鋳鋼品における強熱減量と静電容量の関係  2015年5月

営業の山口です。
いつのまにか日中は汗ばむような季節となりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

【Y.E.Iの芽】、第2回目の内容は、鋳鋼品における強熱減量と静電容量の関係についてお話ししたいと思います。

鋳物の製造に使用する鋳型砂には、さまざまな硬化用の薬品(添加剤)が混ぜられています。
鋳物製造後、鋳型砂は再利用されますが、再生処理を行う時に薬品(添加剤)が残るとガスや残留物の発生源となります。
この時に、どれだけ鋳型砂の再生処理が適切に行われたか、強熱減量の値として管理を行います。
強熱減量の値が高いと、鋳型砂として再利用する時にピンホールやひけ巣など鋳物の欠陥に繋がり、製造に支障を来します。 最良の鋳物製造の基本は、使用する鋳型砂の良し悪しが決め手となるため、再生処理の工程における強熱減量の管理は重要となります。

通常、強熱減量の測定は高温電気炉(マッフル炉)と秤を使用しますが、基準温度で時間をかけて測定するため煩わしい作業となります。
しかし、最近、強熱減量と静電容量の間に、ある程度の相関が得られていることが明らかとなりました。
参考データは、鋳型砂(サンプル)の強熱減量と、弊社の静電容量測定器(CM-113N型)の相関です。
鋳型砂のサンプルを、コップ形状の電極に注ぐだけで瞬時に静電容量の値が測定できるため、ある程度の目安として強熱減量の管理を行うことが可能と考えます。
データ採取に使用した電極はコップ形状の電極ですが、現場取付型の電極も製作可能です。

いかがでしょうか。
今回は強熱減量と静電容量の関係についてお話ししましたが、まだまだ静電容量の応用例はあるはずです。
お困りのことや、これは使えるなと感じられたことなど、お気軽にご連絡ください。
未知の可能性を秘めた弊社の静電容量測定技術で、お客様の製品開発や品質管理のお手伝いをさせていただきます。

 第1回 水分計の測定原理  2015年4月

どうも、営業部 辻本です。今月より始まります【Y.E.Iの芽】。
営業部と技術部より当社製品を選ぶ際のワンポイントや機器活用の一例など、少しでもお客様と当社機器の距離が近づくような話題を提供させていただければと考えております。

第1回目は水分計の測定原理です。
製造工程における品質管理や、装置への付加価値などが求められる昨今、当社の看板製品である水分計にも多くのお問い合わせをいただいております。ですが初めて静電容量方式のセンシング機器を検討されているお客様には一番のポイントとなる測定原理がいまいち見えてこないのではないでしょうか?

そこで簡単ではありますが当社水分計の測定原理をご紹介いたします。
まず静電容量ですが、
これは温度や密度など測定物の僅かな変化にも増減いたします。
(詳細は当HP技術情報内の【静電容量用語辞典】をご確認ください!)
これを利用することで、測定物の水分値の変化と静電容量値の変化の
関係性を把握し、お客様の御希望の管理を実現いたします。
右の図はある測定液と水分の関係性をグラフ化したものです。
こうやって見てみますと水分量に伴い静電容量値がリニアに増大
しているのが見て取れます。

リニアなグラフ

また先程お話ししたとおり静電容量はあらゆる物性の変化で増減するのですが、
お客様の中には液温を一定にするのが難しいとのお話しもよくお聞きします。ですがその点はご安心ください!
当社では温度変化にも対応した温度補正機能付きタイプもご用意しております!

今回お話しさせていただいた水分計以外にも、これはさすがに難しいだろう…というものも
思わぬデータが採取でき、管理や監視に大きな幅が出来るのも静電容量の大きな強み。
お困りの際にはぜひ一度ご相談下さい。

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