本質安全防爆(i3aG4)認定機種 DB-209型の構成機器である検出部及びツェナーバリアは、
各々単独で本質安全防爆機器としての認可を受けています。
センサー部は「保守の容易さ」が基本的な設計思想です。
●センサー部、ツェナーバリア、電源部間それぞれの配線は、2線式を採用しているので、経済的にも安全性においても優れている。
●温度変化に対する零点精度が高い。
●アンプはカセット式を採用しているため、保守が容易に行える。
DB-209型の構成内にとどまらず、別のシステム等において個別に使用することが可能です。
その場合組み合わされる機器は機器単独で型式検定に合格したもので、次のような条件を満足している必要があります。
1.検出部 (DB-209)に組み合わせることのできるツェナーバリア
安全保持定格
本安回路最大電圧 < 8.0V
本安回路最大電流 < 170mA
本安回路最大電力 < 340mW
パラメータ及び接続ケーブルのインダクタンス(Lw)とキャパシタンス(Cw)
許容インダクタンス > Lw
許容キャパシタンス > 10μF+Cw
2.ツェナーバリア(VZ-101)に組み合わせることのできる本安機器
安全保持定格
本安回路許容電圧 > 7.7V
本安回路許容電流 > 160mA
本安回路許容電力 > 260mW
パラメータ及び接続ケーブルのインダクタンス(Lw)とキャパシタンス(Cw)
入力インダクタンス+Lw < 200μH
入力キャパシタンス+Cw < 15μF
3点構成(センサー部・ツェナー・電源部)
電極形状のご相談は、お手数ですが弊社までお問い合わせください。
検出部(アンプ部)・ツェナーバリア・電源部の製造№を組み合わせて設置、配線してください。
製造№が異なった状態でご使用いただくと、正しくレベル表示されない場合があります。
必ず、お守りください。
DB-209型 変換器
入力電源 | AC100V/200V±10% 50/60Hz |
出力信号 | DC4~20mA 抵抗負荷450Ω以下 |
消費電力 | 5W以下 |
測定範囲 | フルスケール0~2000pF可変 |
直線性誤差 | 1%以下 |
使用温度 | 0~60℃(結露のないこと) |
電極形状のご相談は、お手数ですが弊社までお問い合わせください。
本質安全防爆構造とは
本質安全防爆構造とは、正常動作時はもちろんのこと、安全性を損なう事故が複数、重複したときでも爆発に至る過熱がなく、危険場所設置部のどこがショートしても起爆性の電気火花が発生しないことが、公的機関において、点火試験その他によって確認された構造をいいます。
従って、工場電気設備防爆指針2500(本安回路の配線)に準拠して配線する限り、特別の耐圧ケース等を必要としません。
ツェナーバリアの本質安全回路側に本質安全防爆用のA種接地端子を設けております。
製品をご使用の際は、必ずA種接地を行ってください。
センサー形状、材質等の変更は可能です