第51回 新製品の開発  2020年2月

昔から「1月は行く 2月は逃げる 3月は去る」と言われます。
聞いたことありますか?

この言葉通り、1月はあっという間に過ぎてしまいました(・_・;)
2月、3月は更に加速して時間が過ぎそうです。
1秒の長さは決まっているのに何故でしょうね。

ちなみに1秒の長さの定義は、

1、2、3月

「秒は、セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細構造準位の間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続時間である。この定義は温度0K(ゼロ・ケルビン)のもとで静止した状態にあるセシウム原子に基準を置いている」
わかりにくいですね……。
もう少しわかりやすく言うと、
セシウム原子の出す電磁波の波1回分の時間の91億9263万1770倍 だそうです。
どちらにしてもわかりづらいですね。

雑学はこれくらいにして本題に移ります。

Y.E.I.技術部では、「技術部全員が開発者」を今期のスローガンに各自それぞれが新製品の開発を進めています。
私自身の目標として、今期は新製品2機種の開発を予定していたのですが、昨年末、更に1機種追加で開発を進めることが決まりました。
追加の1機種は完全な新製品でなく、マイナーチェンジ(ブラッシュアップ品)になりそうです。

商品名は、「鋳物砂水分計」です。
20~30年前に自動車や鉄鋼、鋼管関連等の鋳物工場に数多く出荷されていた製品です。
ここ20年程は、年に1台出るか出ないかという商品です。
では何故今、鋳物砂水分計のブラッシュアップ? とお思いでしょうが、昨年中頃から鋳物砂水分計の問い合わせが増えているからです。

弊社機器は、なかなか故障することが無く、一度お納めすると次のお話を頂くまで時間を要します。
そのタイミングが重なったのでしょうか…、それとも鋳物業界の業績が上向きなのでしょうか…。
理由ははっきりとはわかりませんが、ニーズがあるのであれば今まで以上のもっと精度の良い製品に改良しようということに決まりました。

昨年末、お客様よりお預かりしました鋳砂サンプルを用い、20年?30年前?を思い出しながら久しぶりにデータ取りを行いました。

旧型の鋳物砂水分計の説明イラスト

旧鋳物砂水分計

結果は、忖度なしで以下のようになります。

実水分(%)G'補正後表示水分(%)誤差
0.2-3.220.150.05
0.3-3.300.110.19
0.3-3.190.160.14
0.9-1.570.900.00
0.9-1.540.91-0.01
0.9-1.560.91-0.01
1.3-0.451.41-0.11
1.3-0.431.42-0.12
1.3-0.411.43-0.13
1.80.741.95-0.15
1.80.751.96-0.16
1.80.751.96-0.16
2.11.462.28-0.18
2.21.452.28-0.08
2.21.462.28-0.08
2.52.092.57-0.07
2.52.062.55-0.05
2.52.062.56-0.06
3.02.242.640.36
3.02.302.660.34
3.02.432.720.28
実水分(%)C'補正後表示水分(%)誤差
0.20.410.31-0.11
0.30.390.260.04
0.30.430.33-0.03
0.90.780.900.00
0.90.790.93-0.03
0.90.780.91-0.01
1.31.021.300.00
1.31.021.31-0.01
1.31.041.33-0.03
1.81.301.750.05
1.81.261.700.10
1.81.291.740.06
2.11.522.12-0.02
2.21.482.050.15
2.21.492.070.13
2.51.852.67-0.17
2.51.782.55-0.05
2.51.752.500.00
3.02.073.02-0.02
3.02.103.07-0.07
3.02.032.960.04

データを見ていただければわかるように砂の密度を一定に保てれば、リアルタイムに水分測定が可能です。

今回の「Y.E.I.の芽」で、改良された鋳物砂水分計のセンサーの情報をもう少し詳しくご紹介したかったのですが、間に合いませんでした。すみません<(_ _)>

興味のある方は、「Y.E.I.の芽」を見た、と ご連絡 ください。お待ちしております。

新型鋳物砂水分計に ご期待ください!